未経験者の方へ

 

 弊社では計装工事を行っております。施工を請け負っておりますので、デスクワークはほとんどなく、現場施工がメインです。
ヘルメットを被り、腰道具を下げ、時には高いところや、汚いところ、狭いところでの仕事もあります。

 弊社で行っている計装工事は自動制御を行うための工事で、仕事自体は電気工事と似ている部分がありますが、ひと味違う部分が多く、お客様に重宝される業種です。

 そのひと味違う部分にノウハウがあり、使用する資材、工具は多いので、その分、覚えるべきことが多く、気合と根性だけでは通用しない部分があります。

 まずは資材の準備や片付け、先輩社員の作業フォローを通して仕事を覚えて行っていただければと思います。
 即日ご活躍いただけるような簡単な仕事ではございません。じっくり腰を据え、1年をめどに独り立ちできるような働き方をしていただければと思います。

安全第一であることを一番初めに覚えていただきます。

    

指導は精密機器メーカに勤務後、建設業に転職したメンバーが担当します。
異業種から移ってきて本人自身が苦労した点を、
0からサポートいたしますので、
安心してトライしてください。

初めはみんな、初心者です。まずは先輩と一緒に作業し、作業開始前の段取り、荷物運び、掃除、片付け、などから始めていただきます。

また、電気工事士の資格が必要な作業があるので、資格取得の準備も業務の空き時間を利用してください。

建設業の魅力

1.やりがい

これは第一に挙げられると思います。
建設業ではいろいろな点にやりがいを見出せます。

まず、動けば動いただけ仕事が進みます。
しかし、ただ動けばいいというものでもなく、いわゆる段取りを大切にします。
経験に基づいて、天候や他業者との兼ね合いなどを考慮して先を読み、
資材の納期や、未定の仕様を踏まえて進めるべきところは進めて、
保留すべきところは曖昧なまま進めないなど、
段取りをしっかりすることで、効率よく仕事を進めることができます。
リーダーとなり現場を仕切る立場での段取りと、先輩のサポートを行う立場での
段取りは中身は違いますが、先を見据えて状況をしっかり把握して分析することの大切さは同じです。

そして建設業の一番の魅力は何もなかった空間がどんどん仕事の成果で埋まっていき、
完成するまでの様子が目に見えることです!
1件の工事を完了させるには必ず複数の業者との協力が必要になります。
この魅力に気付いた職人は自分たち以外の成果物(=お客様の資産)にも
傷や汚れをつけないよう、気を配り、必要に応じて養生を行う気持ち
が自然に高まっていきます。

私たちの仕事は建物が立ち、建物に設備をそれが正常に働けばおしまいです。
しかし施主はその建物を利用してモノを作ったり、サービスを提供したり、
新たなチャレンジを行うための第一歩を踏み出すはずです。
誰かが設計したものを図面通りに作っていると捉えるか、
誰かの夢の第一歩を支えていると捉えるかはアナタ次第です。

2.知識が広がると見える世界が変わる

 私自身、初めて現場に出たときは、たくさんの人がいろいろなことをしていて、何が何だか分かりませんでした。
徐々に知識がつくにつれ、現場で作業している人が、何をしようとしているのか、見えてくるようになり、
高い場所で作業しているな、あそこの下は通らない方が良いな、とか、
資材を搬入していることが分かれば、動線が重ならないように移動しよう、ということが見えてきます。
 決して難しいことではありませんが、先輩たちには見えているので、教えてくれるはずです。
工具や資材も初めは形と名前を一致させるだけで大変だと思います。
 例えば電動ドリル一つでも数種類持ち歩きます。やりたい作業による使い分けや
先端工具の適合など覚えることはたくさんあります。
 しかし!もし、知識の量を比べる場があるとすれば建設業の場合は競争相手がかなり限られます。
例えばIT業界で知識を身に付けたとしましょう。javaどれくらいできる?と言われた場合、競争相手は世界中にいます。
アメリカでもインドでもスペインでも使っているjavaは同じです。
100時間掛けて身に付けた知識が(才能ある)子供に敵わないケースもあるでしょう。
成果物はインターネットで簡単に世界中に共有できます。
 そういう意味では誰にでもチャンスがある一方、世界中の人との競争に埋もれてしまっては
自分の仕事に価値を見出してくれる人はいなくなるのは当然です。

建設業でも知識も必要ですが、現場で手を動かさなくては仕事は進みません。
その日、その現場に、必要な資材を揃えて行くだけで、世界でただ一人の人材になれます!

一日の流れは例えばこんな感じです。

本日の現場は古川
朝8時30分から朝礼なので、それに間に合うよう7時30分、
渋滞なども考慮すると7時15分に事務所を出発の予定です。
7時  事務所に集合 前日に積んだ工具、資材を確認し、出発。集合は7時15分だったけど、7時前後には出社。
8時10分  現場到着。朝礼まで車内でリラックス。
8時25分  ラジオ体操から朝礼へ。たくさんの業者に混じって、今日の作業予定、注意事項(入ってはいけない区域、大型車両の往来など)、イベント(安全パトロール(※1)があるなど)などが元請様よりアナウンスされる。
8時40分  朝礼終了。各業者、チームごとに分かれて、細かい作業内容の打合せ、危険予知活動(KY)(※2)を行う。

(※1)元請が実施するパトロール。ヘルメット、安全帯の使用着用、不安全行動がないかをチェックして歩きます。いつもの安全作業を行っていれば何も対応する必要はありません。初心者にありがちな、現場で走ったり、脚立から飛び降りたりしてはいけません。
(※2) KY(ケイワイ)危険予知はどんな現場でもどんな作業でも行います。例えば高所での作業を予定している場合、安全帯の着用、使用はもちろん、上下作業にならないよう、作業している下部をカラーコーンで区画するなど、墜落、工具の落下が起きても事故に発展しないように備えます。朝だけでなく、細かい作業一つ一つに潜む危険をピックアップして、作業を行うことで災害を防止します。
8時45分  作業開始!


最初の作業はエアコンを制御するためのサーミスタ(温度計)までの通線作業。天井内に電線支持フックを取り付けながら配線。今週中に施工を完了しないと天井板が貼られてしまい、作業難易度が上がってしまうので、計画的に進めます!
空調制御盤からサーミスタまでの距離は50m以上離れているので、作業動線、使用する工具、脚立の配置などを工夫して効率よく作業します。
職長がルート、線種、障害物を確認している間に、メンバーが脚立、資材、動線の確保を実施。
さて、通線開始!

10時なので水分補給をしながら休憩します。
ちなみに弊社にタバコを吸うメンバーはいません。
休憩しながら雑談を交えつつ次の作業の打合せ。
休憩後に湿度計、空調機の集中コントローラを配線。行先、系統を間違えないよう、
作業完了したルートは図面でチェックをしながら配線していきます。
12時  お昼です。
車内で銘々に昼ご飯。愛妻弁当、コンビニ弁当、がっちり食べて、昼寝して、午後の作業に備えます。
13時  午後の作業開始。午前の継続の通線作業。あと4系統で終わる!終わりが見えてきてみんながぜん張り切ります。
14時半 予定していた通線終了
職長は作業完了を元請さんに報告しながら、次の作業を進められる日程を打合せし、次の作業に使う資材を見ておきます。
残りのメンバーで工具、資材を片付け。
この日はこれで現場が終了。
15時  現場を後にします。
16時  帰社
使った工具を元に戻し、消耗した備品を補充します。バッテリー工具の充電や、補充した備品の在庫が減ってくれば補充のために発注します。
帰社してすぐに帰れるわけではありません。
現場仕事は段取り八分。この時にさぼると後日痛い目(いつも積んでる備品の補充を怠ったために予定していた仕事が終わらず後日出直しなど!!)にあいます。
そして次の日の準備。資材や工具を確認して積み込み。
16時半 作業完了 解散。明日は白石に行くので8時会社発でよろしくー。
なんて感じです。

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